一部の弁護士は着手金(弁護士に依頼するときに最初に払うお金)を一括で払うことを要求して、着手金を払うまでは手続きを始めてくれません。そんな弁護士には依頼しないほうがいいです。
手続きが始まるまで取立ては続くので、依頼者としてはすぐに手続きを始めてもらいたいところです。着手金が揃わなくても、手続きを始めてくれて、分割の支払いにも応じてくれる弁護士もいます。
親身になって話を聞いてくれる弁護士を選びましょう。残念なことですが、弁護士の中にはプライドが高く、偉そうに振舞ったり、高飛車な言い方をしたりという人が本当に多いです。そんな弁護士と信頼関係を築くのは難しいです。また、そういう弁護士は、貸金業者と交渉するときも、柔軟な対応ができなくてトラブルになることが多いです。
できるだけ経験が豊富な弁護士を選びましょう。過払い金返還請求だけではなくて、任意整理や個人再生手続、自己破産なども考慮して、依頼者にとって一番適切な借金整理の方法を判断できなくてはいけません。経験が浅い弁護士には、適切な判断ができません。
1年で何件の過払い金事件を受けているかなどを、依頼する前に弁護士に直接聞いてみてください。目安として、1年で20件以上であれば大丈夫でしょう。